自分たち家族に合う保育園を選ぶ視点についてお伝えしています。
なお、ここでお伝えしたい視点は、家からの距離や保育時間、こどものための当然の環境など
基本的条件をおさえた上で、更に「家族の価値観と重なる部分が多いかどうか」を
考える参考になるような、そんな意図で書いた項目です。
育休明けの入園を希望し、0~1歳くらいのお子さんと一緒に見学に行く時のことをイメージしています。
「これがいい園の特徴」「こんな傾向は気を付けた方がいい」という趣旨ではなく
園によってどんな違いがあるのかの事例の中から
ご自身にとってしっくりする在り方を見つけて頂ければ嬉しいです
3つ目は、「生活面だからこそ想いに注目する」です。
年齢が低ければ低いほど、保育園に求めるものは、「安心できる生活」の要素が強くなると思います。
どの保育園も、当然、こどもたちが安心した気持ちで生活できることを大切にしています。
こどもにとって良い生活というのは、だいたい見解も決まっているので、
「必要な要素を満たしていれば大丈夫」と思いがちですが、それでも園ごとの個性はあります。
食事について。
食事はどうですか、と聞くと、ほとんどの園で、「大事にしています」と答えます。
違いは、内実まで聞いてみると、はっきりします。
手作り、と言っても、系列園によっては、一括で作ったものを各園に配送して、
各園で暖めて提供している場合もあります。
食材のこだわりも、産地のこだわり、栽培法(有機や無農薬)へのこだわり、旬へのこだわり・・・と、様々です。
和食中心です、というところもありますし、だしにこだわっているところもあります。
これは個人的な見解にすぎませんが、私が一番すてきだと感じた答えは
「うちの給食はおいしいですよ!」でした。
食材や献立へのこだわりが一番強かったところです。
また、給食の試食ができたり、一緒に食べることができる場合は、経験するといいと思います。
食事中に先生がこどもさんにどう接しているのか、食について何を大事にしているのかが見えます。
お昼寝について。
お昼寝のスタイルも園によって異なります。
昔ながらのお布団のところもあれば、メッシュのネットが付いた低いベッドタイプのところもあります。
初めてのものを見たら、なぜそれを使っているのか、どんなメリットがあるのかと聞いてみるといいです。
トイレとオムツの対応について。
例えばトイレトレーニングがいつからがいいのかは、専門家の間でも色々な意見があります。
「いつから始めるか」ではなく、なぜそのような方針なのか、という考え方の部分を聞いて
納得できるかどうかが、その先に信頼関係を結べるかどうかにつながります。
生活面では、「こどもにとって良い生活はこれ」という考え方の違いは大きくなさそうに思われます。
だからこそ、「どうして、このやり方なのか」という、意図や目的を聞くことで、
その園が大事にしている想いが見えてくることがあります。
他には、下記のようなポイントについてお伝えしています。