連休遊びの準備をしよう:④今日のおやつはポテトチップス

連休に向けて、「あえて手間のかかる遊びを紹介する」企画。その④。
休みの日に、親子で時間をかけて取り組めるものと言えば、〈お料理系〉がありますよね。ホットケーキやブラウニーなどの焼き菓子や、膨らむ変化が楽しいパン。ご飯のおかず用に餃子を包んだり、包丁を使ってみたり、色々チャレンジしているかもしれません。

「買って当然だと思っていたものが、なんと自分で作れた!」という経験は楽しいですよね。そこで、今日は「ポテトチップス作り」をご紹介。ピーラーなどの刃物を使う時に、大人の注意が聞けるくらいの年齢から、どうぞ。

作り方は簡単。

① じゃがいもをきれいに洗い、皮をむきます。ピーラーを使えば、子どもたちが自分でむけますね。芽がうまくとれない時は、包丁でサポート。

② じゃがいもを薄くスライスします。ここでも、ピーラーを使いましょう。

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③薄く切ったじゃがいもを、重ならないようにクッキングシートの上に並べます。色々な形ができても、全然問題なーし。

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④電子レンジで加熱します。ご自宅にある電子レンジの一番強い出力で、5分くらいから様子を見て、試してみてください。

⑤カリッとなったら出来上がり。食べる手が止まりません。おかずとして、お弁当に入れていた頃もありました。大人気!

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さて。これだけで終わっては、まだまだ物足りません。野菜を薄くして、水分を飛ばすと、見た目も、味も、触感も、随分変わるんだね、ってことに気づいたのなら、別のお野菜もやって見たくなりますよね。

冷蔵庫の中のお野菜。何をチップスにしたらおいしそうだろう。

・・・というか、そもそも、冷蔵庫の中に、どんなお野菜があるんだ?お子さんたち、案外知らないかもしれません。面倒かもしれませんが、冷蔵庫の中の野菜を確かめるのを、おつきあいください。何をチップスにしたら美味しいかな。にんじんみたいなカタいものと、キャベツみたいな葉っぱだったら、どうだろう。トマトやきゅうりもできるんだろうか。色々話し合ってみてください。

どの野菜を使うか決めたら、押しつけにならない程度に、観察してみると面白いですよ。にんじんから、ひょろっと根っこが出てるね、とか。すじが入って模様みたいだね、とか。切るところも一緒にやれば、ますます観察できそうです。野菜ごとに堅さが違う、切る向きによって断面の模様が違う・・・などなど、発見が一杯!

野菜チップスって、結局、素材そのもののおいしさを楽しんでいるので、個々の野菜の個性に気づく余裕があるんですよね!

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ちなみに、同じようにチップスを作って美味しいのは、「しっかりした野菜」です。にんじん、かぼちゃ、さつまいも・・・などなど。きゅうりとか、キャベツとか、水分が多すぎて、うまくできる気がしないものは、失敗しても罪悪感を持たない程度に、少量だけ試してみてください。(食べ物を無断にしてしまった・・・という罪悪感を持つのは大人だからこそかもしれません。お子さんには、うまくいくかどうか分からないものは、食べ物を無駄にしないように、ちょっとずつ試してみよう、とお話した方がいいですね。)

電子レンジの出力が弱かったり、野菜の水分が多かったりして、うまくいかない場合には、油で揚げてみてください。ちょっとお行儀は良くないけれど、揚げた横から、どんどん、揚げたてを食べるのが、一番おいしいです。

野菜を観察して、料理して、おいしく食べるまでが、一連の「遊び」。びっくりするほど沢山、お野菜が食べられそうです。次は、一緒に買い物に行ったり、機会があれば収穫したり、興味が広がるといいですね。