【特別じゃないあそび】ちぎり絵で〈こいのぼり〉作り

5月の工作と言って、すぐに思い浮かぶ「こいのぼり」。保育園や幼稚園でも、「こいのぼり」を作って、飾っているかもしれませんね。

制作を考える時にも、絵の具あそびやスタンプあそびで楽しんだ作品を使ったり、1人1人が作った「うろこ」を貼ったり、大きく作ってトンネルみたいにしたり・・・と、遊びの要素と組み合わせやすいのが魅力なんです。

今日は、揃えやすい材料を使って、〈ちぎり絵のこいのぼり〉を作ってみましょう。

〈こいのぼり〉の作り方

①折り紙を4分の1に切ります。

②2つに折り、しっぽの部分を三角に切り取ります。

③色や柄の紙をちぎって貼ります。

写真では、地色の折り紙と似た色合いの紙を貼って作っています。
でも、あえて、色を揃えずに、カラフルに仕上げてもいいですよ。
千代紙や、イラスト折り紙など、柄ついた紙を混ぜてもいいですね。

サンプルの写真は、こいのぼりの定番の色(黒・赤・青)ではなく、〈だいだい色〉と〈みどり色〉にしました。何色にしてもいいんだよ、という想いが伝わればいいな、と思います。

貼り終わったら、糊がかわくまで、少し待ちましょう。

④折り紙を裏から見て、はみ出しているところを切ります。

⑤2つに折って、目を貼ります。

白い折り紙やコピー用紙でOKです。透けるのが気になる場合は、白い画用紙や丸シールの方が良さそうです。黒目はマジックで描いてもいいし、黒い紙を貼ってもいいですよ。

⑥ストローに貼ります。

こいのぼりを開いて、真ん中にストローを置き、セロテープで貼ります。
こいのぼりの裏側に糊をつけて、貼り合わせます。

⑦紙コップの底に穴をあけ、ストローを立てます。

紙コップにも、模様を描いてもいいですね。

こいのぼりに込めた想い

こいのぼりを飾る習慣は、江戸時代に始まったと言われているそうです。その頃は、男の子の健やかな成長を願って飾っていたようです。
とはいえ、今の時代の私たちにとっては、男の子/女の子と区別することなく、全ての子どもたちの健やかな成長を願うほうが、しっくりしますよね。初夏の風物詩として、男の子にも女の子にも、「こいのぼり」を伝えていきたいなぁと私は思っています。

桃の節句の時も、同じような気持ちで、男女どちらも楽しめる〈つるしびな〉を紹介しました。

季節の行事を気軽に取り入れながら、自分たち親子なりの楽しみ方を見つけてみてくださいね。