【特別じゃないあそび】紙皿でかんたん工作

遊びは日常です。時には、張り切って準備したり、貴重な道具や材料を使う「特別な遊び」もあるけれど、基本的には、毎日毎日続く日常です。だから、身の回りのものを使って、あまり頑張らなくてもできる【特別じゃないあそび】のアイディアをご紹介していきます。日々の遊びのネタが少しでも増えれば嬉しいです。

工作の材料として、紙皿と紙コップは、とても使いやすくて便利です。形がしっかりして割に、切るのも描くのも簡単で、加工しやすい。元のしっかりした形を生かしながら、手軽にアレンジができます。しかも、特別なお店じゃなくても、どこでもすぐに買えるのもいいですね。

親子あそびの仕事を始めた頃、よく作ったのが、紙皿の「ゆらゆら人形」。紙皿をちょん、とつついて、ゆらゆら揺らして遊びます。
親子あそびの仕事を始めた頃は、まだ「素材を存分に味わう過程が遊びだから、キレイに整った作品を仕上げることにはこだわらない」という考え方が私の中でも確率していませんでした。ですから、子どもたちが作る過程を楽しむことは大事に考えつつも、同時に、「これができますよ」という分かりやすい完成形のあるものを作っていました。その代表例が、この「ゆらゆら人形」だったのです。

今は親子のあそびの会などでは、用意したパーツを組み立てて作品を作る、というよりも、素材そのものを存分に味わう中から何かの形が残る、という展開を大事にしているので、こういう作品を作ることは、ほとんどなくなりました。
とはいえ、ご家庭で、親子で遊ぶ時に「こんな風に作ると、作品ができるよ」というアイディアを少し知っておくと、何をして遊んだらいいか戸惑った時に、ちょっと心強いよね、と感じることはあると思います。
そんな訳で、「ゆらゆら人形」です。

作り方は簡単。
①紙皿を2つに折ります。
②顔や手などのパーツを貼ります。両面テープが手軽です。
 顔は人の顔でもいいし、ネコとかウサギとか、動物の顔でもいいですね。
③マジックなどで、顔を描いたり、洋服を描いたりします。

さて、こんなシンプルな「ゆらゆら人形」ですが、それでも、子どもたちは大人の想定を超えた作品を作ってくれるのです。
例えば、これ。

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もう、すっごく可愛いんですよ。にっこり笑って。いい顔。ピンクの帯みたいなものはスカートなんだそうです。で、スカートの下から足が出ている。足は、2本あるから、切って作るよね・・・と、色々考えた結果が、これです。ゆらゆらしません。でも、本当に可愛い。いとおしい感じがします。

こんなのもあります。

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真田信繫(幸村)ですね。六文銭です。兜もかっこいい。細部まで、丁寧に描いてあって、作り手の思い入れが感じられます。でも、これも、紙皿から大幅にはみ出しています。ゆらゆらしない。・・・というか、この真田さん、紙皿に貼る必要性があったんでしょうか。

「用意したパーツを組み立てるだけで、何だか面白味がない」と、勝手に思っていたのは、私だけで、子どもたちは、どんな時も自分なりに楽しみ方を見つけ、そして、大人の想定を、軽々と、飛び越えてくれるんですね。こんな風に想定外の作品が大好きです。そして、これを見て「違うよ、これは、ゆらゆらするように作らなきゃいけないんだよ」なんて無粋なこと言わずに、自分なりに工夫して楽しんで完成させたことを面白がろうね、ということを、お伝えしていきたいなぁと思っています。

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【ゆらゆら人形】
材料:紙皿・画用紙・(色画用紙や折り紙など)
道具:両面テープ・色ペン